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日韓豪NZ、インド太平洋で連携=4首脳、意思疎通を継続

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30 Jun 2022 03:06:42 GMT9
30 Jun 2022 03:06:42 GMT9

マドリード時事:スペインのマドリードを訪れている岸田文雄首相は29日昼(日本時間同日夜)、韓国の尹錫悦大統領、オーストラリアのアルバニージー首相、ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相と初の4カ国首脳会談を行い、覇権主義的な動きを強める中国を念頭にインド太平洋地域での連携を進めることで一致した。

4首脳は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に「アジア太平洋パートナー」として招待された。会談は岸田首相が呼び掛け、約1時間行われた。

日本政府によると、4首脳はウクライナ侵攻を続けるロシアを非難する立場で一致。「インド太平洋と欧州の安全保障は不可分」との認識に基づき、連携を図りながらそれぞれがNATOとの協力を深めていく方針を確認した。4カ国で引き続き緊密に意思疎通することも申し合わせた。

岸田首相はロシアの侵攻について「国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、断じて許されない」と強調。中国を念頭に「力による一方的な現状変更は世界のどこであっても認められない」との考えを改めて示した。 

中国をけん制するインド太平洋地域の枠組みとしては、既に日米豪印4カ国による「クアッド」がある。今回、「日韓豪NZ」を加えたのは対中連携を重層的に進める狙いだ。

韓国も経済面でインド太平洋の協力を重視し、豪州とNZは太平洋島しょ国への中国の影響力拡大を警戒する。ただ、韓国内には中国を刺激することへの慎重論があり、韓国政府関係者は一時、今回の4首脳会談実現は難しいとの認識を示していた。

時事通信

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