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安倍首相、中東訪問は予定通り実施へ=米国の抑制対応を評価

配布資料の写真では、アブダビ皇太子のムハンマド・ビン・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン(右)が、公式晩餐会の前に日本の安倍晋三首相と一緒にポーズをとっている様子が写っている。(AFP)
配布資料の写真では、アブダビ皇太子のムハンマド・ビン・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン(右)が、公式晩餐会の前に日本の安倍晋三首相と一緒にポーズをとっている様子が写っている。(AFP)
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10 Jan 2020 07:01:21 GMT9
10 Jan 2020 07:01:21 GMT9

安倍晋三首相は9日、今週末からの中東訪問について、予定通り実施する方針を固めた。トランプ米大統領がイランへの軍事力行使に否定的な考えを示したことで、現地情勢は当面沈静化すると判断した。10日に正式発表する見通しだ。

首相は9日、トランプ氏の演説を受け、首相官邸で記者団に「自制的な対応を評価する」と歓迎。「今後も情勢の緩和、安定化のために外交努力を尽くしていく」と強調した。

首相は11~15日の日程でサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーンの3カ国歴訪を計画。しかし、イランが8日にイラクの米軍駐留基地をミサイル攻撃したことで、外務省を中心に一時、訪問を延期すべきだとの声が強まった。

日本政府関係者によると、首相は訪問の可能性をぎりぎりまで探るべきだとして、判断を留保。米国だけでなくイランも抑制的な対応を示していることなどを踏まえ、最終的に訪問を決めた。首相周辺は「情勢に変化がなければ計画通りだろう」と語った。 

中東訪問が実現すれば、首相は各国首脳と個別に会談。日本関係船舶の安全確保のため、中東海域に自衛隊を派遣する方針を説明し、理解を求める。併せて、現地の緊張緩和に向けた外交努力を、直接呼び掛けたい考えだ。

JIJI Press

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