エマニュエル駐日米大使は27日、衆院議員会館で記者団の取材に応じ、米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官が10月に来日し、月面探査に関する日米間の取り決めに署名する見通しだと明らかにした。米国主導の国際月探査計画「アルテミス計画」には日本も参加している。宇宙協力に向けた枠組み協定締結へ本格交渉に入ることでも合意する見込みという。
エマニュエル氏は、ロシアの国際宇宙ステーション(ISS)からの撤退方針について「ウクライナの主権侵害だけでなく、宇宙の民生利用の分野でも国際社会に背を向けた」と非難。日本の役割が今後増すとの見方を示した。
時事通信