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「オミクロン株」が中東市場に与える影響

画像:シャッターストック
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29 Nov 2021 06:11:27 GMT9
29 Nov 2021 06:11:27 GMT9

アラブニュース

  • 原油価格は2020年4月以来の下げ幅を記録した

ドバイ:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新たな変異株であるオミクロン株による感染拡大の恐れが株式市場や原油価格に影響し始めており、世界経済への懸念が広がっている。

日曜日のアラビア湾岸諸国の株式市場はほとんどが下落して終了した。サウジアラビアとドバイの指数は、ワクチンに耐性のある可能性がある変異株に投資家が警戒し、1日の下落幅としては2年ぶりの大きさとなった。

世界保健機関(WHO)は金曜日、南アフリカで発見された新型コロナウイルスのオミクロン株を「懸念される(変異型)」に指定した。この指定を受ける変異株としては5番目となる。

サウジアラビアの株価指数は4.5%下落。アルラジ銀行(Al Rajhi Bank)が5.4%下落したことやサウジ基礎産業公社(Saudi Basic Industries)が6.2%下落したことが重しとなった。

国営通信社(SPA)がツイッターで伝えたところによると、サウジアラビアはこの新たな系統による感染拡大への懸念から、日曜日にマラウイ、ザンビア、マダガスカル、アンゴラ、セーシェル、モーリシャス、コモロ諸島への出入国を停止した。

また、この変異株をめぐるパンデミックの影響で、アラビア湾岸諸国の金融市場で重要なカタリスト(判断材料)となっている原油価格は、金曜日、1バレルあたり10ドルも下落し、1日の下落幅としては2020年4月以来最大となった。新たな変異株により、第1四半期の原油の供給過剰が膨らむとの懸念が広がった。

「トレーダーが昨年のロックダウンの記憶を呼び起こす新たな変異株を懸念しているのは明らかです。もしサウジアラビア政府がより厳格な措置を取れば、経済は大きな影響を受けるでしょうし、来年の成長見通しなど消えてしまうでしょう」と、ラジーン・キャピタル(Razeen Capital)のCEOであるムハンマド・アル・スワイド氏は述べた。同氏は、株価が相対的に低くなっている今こそ、投資家が市場に再投資するのに適した時期であると述べた。

ドバイの主要株価指数は5.2%下落。ほとんどの銘柄がマイナスとなり、日中の下落幅は2020年3月以来最大となった。

優良デベロッパーのエマール・プロパティーズ(Emaar Properties)は9.4%下落し、格安航空会社のエア・アラビア(Air Arabia)は7.1%下落した。

アブダビでは、電気通信事業会社のエティサラート(Etisalat)が3.3%下落し、同国の金融機関最大手ファースト・アブダビ・バンク(First Abu Dhabi Bank)が1.4%下落したことが重荷となり、指数は1.8%下落した。

UAEは新たなコロナウイルスの変異株への懸念から、南アフリカ、ナミビア、レソト、エスワティニ、ジンバブエ、ボツワナ、モザンビークからの入国を11月29日より停止している。国営通信社が金曜日に報じた。

カタールでは、石油化学グループのインダストリーズ・カタール(Industries Qatar)を筆頭に、投資家が軒並み株式を敬遠し、指数は2.8%下落した。

エジプトの優良株指数は1.3%下落。金融機関最大手のコマーシャル・インターナショナル・バンク(Commercial International Bank)は0.8%の下落となった。

(ロイター通信より)

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