モハメッド・アブ・ザイド
カイロ:アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がパレスチナ難民に必要不可欠なサービスを提供する役割を果たし続けられるよう、エジプトが「絶対的支援」を提供すると確約した。
エルシーシ大統領は、UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長と会談し、「UNRWAは、とりわけ教育と保健の分野において、パレスチナ地区のパレスチナ人の状況改善という重大な人道的責任を遂行している唯一の機関だ」と述べた。
同大統領はまた、「エジプトは、現地当局や国際機関と連携する上で、とりわけUNRWAが直面している状況や新型コロナ流行の悪影響を考慮しながら、必要な方法で活動継続を維持するため、UNRWAへの必要な支援提供の重要性を主張する」と付け加えた。
「エジプトは、とりわけガザ再建に対する取り組みを通じて、複数のUNRWAの救済プロジェクトを支援する用意がある」
エルシーシ大統領とラザリーニ事務局長は、UNRWAの役割と直面している課題を検討した。ラザリーニ事務局長は、「UNRWAはパレスチナ難民支援を継続するため国際社会の支持を募っているが、その中でエジプトは歴史的な役割を果たしている」と強調した。
同事務局長はまた、エジプトがパレスチナ自治区、特にガザ地区の状況を改善することに高い優先順位を置いている点を評価した。