アラブニュース・ジャパン
東京:現地メディアによると、2日前に小池百合子東京都知事が入院することとなった「過度の疲労」は、コロナとの闘いと五輪に関連した超過業務だけでなく、愛犬「ソウちゃん」の死も大きく影響している、と都の関係者が語った。
小池氏が長い間飼っていたメスのヨークシャーテリアが今月亡くなった。子どもがいないため、愛犬は唯一の支えだったという。
小池氏は2003年に環境相として初入閣した頃からソウちゃんを飼っており、20年近く共に過ごしてきた。2016年の都知事選では「動物の殺処分ゼロ」を公約として掲げ、愛犬家として知られるようになったが、そんな飼い犬を失ったことは深い苦痛をもたらした。
小池氏は2013年9月に癌で亡くなった母親の恵美子さんの介護をしていた(享年88歳)。恵美子さんは体調が思わしくない中でもソウちゃんを可愛がり、二人にとって家の中での良きパートナーであったようだ。
「毎朝、知事は愛犬に『行ってきます』と言って仕事に出かけていた。コロナ対応で疲れ果てた知事にとってソウちゃんは癒しの存在だったと思う」と都の関係者は語った。週末には、小池氏は愛犬を散歩に連れて行くこともあった。
ソウちゃんの名前は「総理」に由来する。
老化が進むと、ソウちゃんはいつもリラックスしていたソファーに登ることさえ難しくなり小池氏を心配させた。
小池氏は日本の雑誌のインタビューで「愛犬がコロナ禍で判断が難しい時も癒しを与えてくれた」と話していた。