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韓国の弾道ミサイル迎撃システムが標的の破壊に成功

L-SAMは今年2月、標的の迎撃を含まない形式で、初の飛行試験に成功した。(写真:Shutterstock)
L-SAMは今年2月、標的の迎撃を含まない形式で、初の飛行試験に成功した。(写真:Shutterstock)
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22 Nov 2022 09:11:26 GMT9
22 Nov 2022 09:11:26 GMT9

ソウル:韓国の新たな弾道ミサイル迎撃システムが今月、初めて迎撃試験に成功したと22日に複数のメディアが報じた。北朝鮮のミサイルに対する防衛力を高める韓国における最新の動きとなる。

東亜日報と聯合ニュースが匿名の政府・軍事関係者の話として日付非公開で報じたところによると、韓国軍の長距離地対空ミサイル「L-SAM」が初めて迎撃試験に成功したという。同試験では、航空機撃墜型のL-SAMの検証も実施された。

兵器の試験について通常ほとんど公表しない韓国の国防部や防衛事業庁、国防科学研究所は同報道についての確認を拒否した。

北朝鮮は今年、今月18日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を含め、過去最多のミサイルを発射しており、韓国や米国、日本は自国のミサイル防衛システムの強化を目指している。

韓国の国防科学研究所によると、L-SAMはミサイルや他の航空飛行を行う脅威に対応する、現在開発段階にある「最新鋭の国産兵器システム」だという。

L-SAMは今年2月、標的の迎撃は含まない形式で、初の試験飛行に成功した。

同ミサイルは、既に組み入れられている米国製のPAC-3や韓国独自に開発された中距離地対空ミサイル「天弓Ⅱ(KM-SAM)」と共に、様々な高度と範囲において迎撃能力を有する「多層的防御体系」の一部に含まれるよう設計されている。

計画では、L-SAMに高度50〜60キロメートルで飛行してくるミサイルを標的とすることを求めており、2026年までに運用可能となる予定だ。

韓国では米軍の弾道弾迎撃ミサイル「THAAD(サード)」も配備しており、ユン・ソンニョル現大統領は大統領候補時代に、THAADの追加配備が必要だと訴えていた。

しかしその後、ユン氏は自国の防衛力強化のため、韓国独自の防御システムに比重を置く姿勢を見せてきた。

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