
アラブニュース・ジャパン
東京:外務省によると、ニューヨークを訪問中の岸田文雄首相は、9月21日、約40分にわたって、セイエド・イブラヒム・ライシ・イラン・イスラム共和国大統領と、首脳会談を行った。
国連総会の際に開催された首脳会談では、岸田首相が、安倍元総理大臣の逝去に対するライシ大統領からの弔電に謝意を述べるとともに、日本およびイランの伝統的友好関係の一層の強化に向けて協力していきたい旨を述べた。これに対して、ライシ大統領から、改めて弔意の表明があるとともに、日本およびイラン関係を様々な分野で拡大していきたい旨を述べた。
両首脳は、イラン核合意(JCPOA)をめぐる最新の情勢を踏まえ、率直な意見交換を行った。岸田首相は、日本はJCPOAを一貫して支持してきており、関係国によるJCPOAへの早期復帰を期待する旨を述べた。両首脳は、引き続き緊密な意志疎通を継続していくことで一致した。
両首脳は、イエメンを含む中東地域情勢およびウクライナ情勢についても意見交換を行った。
また、岸田首相は海上安全保障および航行の安全を確保する重要性を強調し、この分野における日本の取り組みを説明した。両首脳は、この件に関して意思疎通を継続していくことで一致した。