日本の与党候補、選挙で4勝1敗

Short Url:

24 Apr 2023 03:04:18 GMT9

日本の内閣総理大臣岸田文雄氏の与党候補が5分の4議席を23日に獲得したと国内メディアは報じた。首相への支持の高まりを示すものと思われる。

アナリストによると、岸田氏がこの勢いを借りて衆議院解散総選挙を行うかどうかに焦点が移るだろうとのこと。

しかし、岸田氏は24日午前、衆院解散総選挙については考えていないとし、「国民の声を踏まえ重要政策を力強く進めたい」と記者団に語った。

今回の接戦は、今回の選挙戦の街頭応援演説に駆けつけた岸田氏が、明らかな攻撃を逃れてから8日後のことだった。この出来事は、昨年7月の選挙期間中に安倍晋三前首相が暗殺された事件の記憶を思い起こさせた。

前防衛大臣岸信夫氏の長男、岸信千代氏が日本の南西部山口県で衆議院の議席を勝ち取ったことを、公共放送のNHKや他のメディアは報道した。

同じく山口県で、岸田氏の自民党候補が、安倍氏がいた選挙区で衆議院の議席を手にしたと報じた。

最近、内閣支持率が回復している岸田氏は、来月、故郷の広島でG7サミットを開催する。

東京の法政大学で政治学の教授を務める白鳥浩氏は「広島サミット後の早期解散に弾みがついた」とみている。

与党候補は南西部の島九州の大分県においても参議院の議席を獲得し、東京近くの千葉県では衆議院の議席を獲得したとNHKは報じた。自民党候補にとっては簡単な選挙だったろうとアナリストは言う。

「あれほどの接戦となったことは明るい兆候ではない」とワシントンに拠点を置くジャーマン・マーシャル財団インド太平洋プログラムの副代表トバイアス・ハリス氏は語った。

西の和歌山県では岸田氏に対する明白な攻撃が行われ、保守的な日本維新の会の候補者が残りの衆議院議席を獲得したと報道キャスターは言った。

ロイター

topics

Default Language / 言語