
ワシントン時事:ホワイトハウスは25日、バイデン米大統領が来月19~21日に広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席すると発表した。同月24日にはシドニーで開かれる日米、オーストラリア、インド4カ国の枠組み「クアッド」首脳会議にも出席する。
バイデン氏は一連の訪問を通じ、ロシアの侵攻を受けるウクライナの支援継続を呼び掛ける見通し。一方、ロシアとの関係を強めつつインド太平洋地域で覇権主義的行動を続ける中国への対峙(たいじ)でも、参加国の結束を図る考えだ。
ジャンピエール大統領報道官は声明で、G7サミットで「ウクライナへの揺るぎない支援や、食料・気候危機への対応、包括的で強靱(きょうじん)な経済成長の確保、クリーンエネルギーへの転換など世界の喫緊の課題について議論する」と述べた。
クアッド首脳会議では、新興技術や質の高いインフラ、国際保健、気候変動に加え、各国が持つ人工衛星や船舶の情報を共有する「海洋状況把握(MDA)」などの協力について話し合うという。
時事通信