
東京: 在留邦人の退避支援の指揮をとるためにジプチへ出張中の武井俊輔外務副大臣は、アリ・ハッサン・ジブチ共和国外務・国際協力省次官、ジョナサン・グーデル・プラット駐ジブチ共和国米国大使およびダナ・プルカレスク駐ジブチ共和国仏大使と個別に面会した。
ハルツーム市内で退避を希望する在留邦人を全員退避させることに成功したことに対し、武井氏は、アリ・ハッサン氏に感謝の意を伝えた。
ハッサン氏は、「ジブチにある自衛隊拠点が、今回の任務で重要な役割を果たしたことを光栄に思う」、と述べた。また武井氏は、「アフリカの角地域の安定勢力として、衝突の当事者に対して影響力を有しているグレ大統領の仲介に向けた強力なリーダーシップに期待している」と述べた。両者は、地域の平和および安定、そして自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、日本・ジブチ関係を引き続き深化させていくことを確認した。
プラット駐ジブチ米国大使およびプルカレスク同仏大使との面会では、武井氏は、在留邦人とその配偶者と子供の退避に、米国とフランスが協力したことに対し感謝の意を伝えた。
また彼は、スーダンの情勢安定化および民政移管に向け、今後も同志国並びに国際社会で緊密に連携していくことを確認した。