
東京:北朝鮮は、アントニオ・グレーレス国連事務総長が、軍事偵察衛星打ち上げを非難する声明を出したことに厳重に抗議し、この非難を「凶悪な行為」としてらく印を押した。
朝鮮民主主義人民共和国外務省のチョ・チョルス氏が発行した公報の中で、グレーテス国連事務総長は、国連加盟国としての
「当然な主権的権利を侵害し、グレーテス氏の行為は、不公正、アンバランスであり、内政干渉的な行為として断固糾弾・排撃する」、と述べた。
「もし、グレーテス事務総長が、朝鮮民主主義人民共和国の衛生打ち上げに対する立場表明をあえて自分の役職上の義務だと思うなら、何よりもまず、国連憲章に規定された自分の職務に合わせて、190余りの国連加盟国を支持するべきだ」、とチョ氏は付け加えた。
チョ氏は、国連のダブルスタンダードと、国連設立の裏側にある原則を無視している、と非難した。
チョ外務省国際機構局長は、国連に「他の加盟国と平等に対応しなければならない」と要求し、他国の衛星打ち上げは問題視せず、ただ朝鮮民主主義人民共和国の衛星打ち上げだけを非難するのか理由を聞きたい、と述べた。
チョ氏は、北朝鮮の衛星打ち上げが、弾道ミサイル技術を利用するため、国連安保理の決議に違反するという批判する「米国とその追随勢力の非常識な詭弁」と非難した。
「グテーレス事務総長が、今まで朝鮮半島問題に関し、終始一貫見せてきたアンバランスで偏見的な立場と態度を見る限り、
彼が、我々と国際社会両方の疑問に満足のいく答えを出すことが望ましい」と、チョ氏は述べた。
「個別の国連加盟国の合法な宇宙開発権利を禁止した国連安保理の対朝鮮『制裁決議』は、我が国家の自主権と生存権および発展権を抹消しようとする米国とその追随勢力の反朝鮮敵視政策である」
朝鮮民主主義人民共和国の軍事偵察衛星打ち上げは、「米国とその同盟勢力の露骨な軍事的威嚇に対する論理的かつ当為的な反応である」と、チョ氏は付け加えた。