
7月11~12日にリトアニアで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国首脳会談が行われる見通しとなった。日本政府関係者が30日、明らかにした。軍事的活動を活発化させる中国への認識を共有し、連携を強化する狙いがある。
4カ国はNATO首脳会議に「アジア太平洋パートナー国(AP4)」として昨年に引き続き招待された。首脳会談が開催されれば2回目。
日本から岸田文雄首相、韓国の尹錫悦大統領、豪州のアルバニージー首相、ニュージーランドのヒプキンス首相が参加を予定している。
4カ国首脳会談では、中国が影響力を強める太平洋の島しょ国との連携などが議題になる見通し。また、岸田氏は、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出について説明し、理解を求めるとみられる。
時事通信