


東京:コロナ禍を経て「東京高円寺阿波おどり」が4年ぶりに通常開催され、四国・徳島発祥の阿波おどりを延べ110の連(グループ)の踊り手が披露した。
「高円寺阿波おどり」は様々な「阿呆連」が練り歩き、2日間で100万~200万人が訪れる。本家徳島で8月12日から15日にかけて開催される阿波踊りでも、100万人を超える観客を集める。
8月中旬から都内で練習会が行なわれ、笛や三味線、太鼓や鳴り物などの音に合わせてショッピングストリートを練り歩き、小さな甲高い叫び声を響かせた。
今では日本全国に伝播した阿波おどりの中でも、杉並区の高円寺は最も人気があり、徳島からも踊り手たちが集まる。
400年以上の歴史を持つこのおどりの歌詞はシンプルだ:「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々・・・」
阿波おどりにはあらゆる年齢層の踊り手が集まる。踊り手たちが頭にかぶっているのは、もともとは田畑の害鳥を追い払うために顔を覆い隠す編み笠で、手の動きは漁師が網を投げる動作に由来すると言われる。