マスカット:オマーンの国営メディアは24日、ハイサム・ビン・ターリク国王は今週、2日間のイラン訪問に出発すると報じた。
今回の訪問は、3月に発表された中国の仲介によるサウジアラビアとイランの外交関係正常化での合意を受けたもので、28日に行われる。
「ハイサム・ビン・ターリク国王は、イラン大統領からの招待に応じ、2日間のイラン公式訪問に向かう」と、国営メディアのオマーン通信が報じた。
「訪問では、オマーンとイランのさまざまな分野での協力関係を促進する手段についても協議する予定だ」
これは、両国が一連の貿易協定に調印した、イランのイブラヒム・ライシ大統領のマスカット訪問から1年後のことになる。
オマーンはイランと密接な関係にあり、2015年の核合意の実現において、イランとアメリカの仲介役を果たした。
2018年にアメリカが一方的に核合意から離脱し、イランへの制裁を再開したことで、イランが約束を反故にしたが、昨年4月に核合意再建に向けた協議が再開した。
AFP