
カイロ:ナイル川のクルーズ船が橋と衝突し一部沈没したが、乗員120人全員が救助された。
当局によると、上エジプトのミニヤー県で発生したこの衝突により、ナイル川クルーズ船「チボリ」の下方右側に穴が開いた。
エジプト南部ルクソール県に向かっていたこの船に乗客は乗っていなかった。
検察はこの事故について調査している。
当局によると、乗員らはこのクルーズ船兼水上ホテルを所有する企業のもとで働いていた。一方、観光庁ホテル・店舗・観光活動局のモハメド・アメル局長によると、この船の観光営業免許は今年5月に失効し更新されていなかった。
最近、カイロの南にあるヘルワンの工場で、来月から始まる冬シーズンの運航を行うために必要な修理とメンテナンスが行われていた。
アメル局長によると、全てのメンテナンス作業が完了した後、この船の管理者は10月の運航開始に向けて、免許更新に必要な観光庁職員による検査を受けるために、カイロからルクソールまでの通行許可を取得した。
河川運輸局によると、同局は8月23日、他の関係当局から残りの必要な免許を取得するまで、修理工場から停泊所への出航を一時的に許可したという。