
ドバイ: イランの最高安全保障機関に関連する通信社ヌールニュースは12日、イランとシリアの大統領が、イスラム諸国に対し、パレスチナ人支援の立場で合意に達するよう呼びかけたと報じた。
ヌールニュースによると、イランのイブラヒム・ライシ大統領はシリア大統領との電話会談で、「イスラム諸国とアラブ諸国、そして世界中の自由な人々は、虐げられたパレスチナの人々へのイスラエル政府の犯罪を止めさせるため、一致団結しなければならない」と 語ったとのことである。
一方11日には、ライシ大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下が、中国の仲介により今年3月に両国の国交が正常化して以来初めての電話会談でパレスチナとイスラエルの紛争について話し合っている。
イランとシリアは中東における長年の同盟国である。
戦争で疲弊したシリアにおけるイランの経済的影響力は近年拡大してきており、バッシャール・アル・アサド大統領政府に与信枠を提供することで、イランは有利なビジネス契約を獲得している。
ロイター