アラブニュース・ジャパン
1月14日、1989年に日本の総理に選ばれた海部俊樹氏が今月に入り91歳で亡くなったことが発表され、2年間の在任期間中のその貢献に光が当たっている。
共同通信によると、海部氏は、米国が主導した1991年の湾岸戦争で人を出さずに多国籍軍に130億ドルを提供し、「小切手外交」と批判されたことを受けて、アラビア湾への海上自衛隊初の戦争に関連した海外任務を後押しした。
海部氏のリーダーシップは外交上の転換点となっただけでなく、1994年に可決された小選挙区制の導入などの政治改革を実行しようとしたため、政治的な転換点にもなったと、共同通信は述べた。
海部氏のレガシーは総理としての地位のみがその特徴ではなく、同氏は2009年に引退するまでに、内閣官房副長官や文部大臣も務めた。
松野博一官房長官は記者会見で弔意を示し、海部氏が死去したことについて語りながら、総理大臣としての役割を改めて強調した。