
ブリュッセル:ハマスによるイスラエルのコミュニティへの残虐な攻撃をうけて、欧州委員会委員長と欧州議会議長のウルズラ・フォン・デア・ライエン氏とロベルタ・メツォラ氏が、13日にイスラエルを訪問する。
委員会の声明によると、EU幹部の両氏は「ハマスのテロ攻撃の犠牲者への連帯を表明し、イスラエルの指導者と会談する」予定だという。
7日にパレスチナ自治区のガザから仕掛けられた衝撃的な猛攻において、ハマスの戦闘員たちは民間人を主とする1,200人を殺害し、約150人を人質に取った。
イスラエルは、6日間にわたってガザのハマスの標的に対する大規模な空爆と砲撃で応戦しており、これにより1,400人以上のパレスチナ人が死亡した。
アントニー・ブリンケン米国務長官は12日にイスラエルを訪れており、ロイド・オースティン米国防長官が13日に到着し、ベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談する予定だ。
EU幹部の訪問計画はまだ最終決定していない。
欧州連合(EU)およびその加盟国は、ハマスによる殺害に対する戦慄を表明しており、「国際法の制限」内でのイスラエルの自衛権を認めている。
一部の欧州高官は、イスラエルによる新たなガザ包囲について懸念を表明している。
しかし、フォン・デア・ライエン氏とメツォラ氏は、はっきりとイスラエルへの支持を表明しており、罪なき市民に対して反ユダヤ主義的虐殺を行ったハマスを非難している。
「10月7日は、世界的な醜行の歴史に残る日となるだろう」と、メツォラ氏は11日にブリュッセルのイスラエル犠牲者追悼式で述べた。
「ユダヤ人がユダヤ人であるという理由だけで殺害されるのを世界が目撃した。またしても。イスラエルにおいて」と、同氏は語った。
これ以前に、フォン・デア・ライエン氏は委員会のメンバーにこう述べた。「罪なき人々が、ただひとつの理由のために殺された。ユダヤ人であり、イスラエル国に住んでいるという理由のために」
「これは古来の悪であり、私たちに最も暗い過去を思い起こさせ、心底までの衝撃を私たち全員に与えるものだ」と、同氏は語った。
AFP