
ドーハ:イスラエルとハマスの間の戦争が激化する中、アルジャジーラの記者の家族がイスラエルによるガザ攻撃で死亡したと、カタールに拠点を置く同局が10月25日に発表した。
アラビア語放送アルジャジーラによると、同局のガザ特派員Wael Al-Dahdouh氏の妻と2人の子供が、ガザ地区のヌセイラット難民キャンプへの攻撃で死亡した。
#MEDIAMATTERS: Al Jazeera TV (@AJENews) said the family members of its correspondent in #Gaza — his wife, daughter and son — were killed in an #Israeli air strike on Gaza on Wednesday night https://t.co/7pzaTdvihi
— Arab News (@arabnews) October 25, 2023
「アルジャジーラ・メディア・ネットワークは、イスラエルの空爆で家族を失った同僚のWael Al-Dahdouh氏に心からの哀悼とお見舞いを申し上げます」と述べた。
「イスラエル占領軍による無差別攻撃により、彼の妻、息子、娘が悲劇的な死を遂げ、残りの家族は瓦礫の下に埋もれている」
イスラエルは10月7日の武装組織ハマスによる国境を越えた大規模な攻撃に対抗して、狭いパレスチナ地区への徹底的な攻撃を開始した。イスラエル当局は7日の攻撃により1400人以上が殺害されたと発表した。
イスラエルによれば、220人以上が人質となり、現在ガザで拘束されているという。
ハマスが運営する保健省によれば、イスラエルの攻撃によってガザでは6500人以上が死亡し、死者は10月24日から700人以上増加した。
アルジャジーラが配信し、ソーシャルメディアでシェアされた画像と映像には、ガザ地区南部のDeir el-Balahの病院で、妻と子どもたちの遺体を悼むAl-Dahdouh氏の姿が映し出されていた。
アルジャジーラによると、一家は、イスラエル軍がハマスへの攻撃を強める中、イスラエルが住民に南部へ移動するよう警告したガザ市から避難し、仮設住宅に滞在していたという。
「ここが占領軍(イスラエル軍)の言っていた安全地帯なのか」とAl-Dahdouh氏はアルジャジーラに述べた。
同メディアは、「近隣での最初の砲撃で家を追われた後、避難していたガザ中心部のヌセイラットキャンプの彼らの家が標的にされた」と述べた。
「アルジャジーラは、ガザにいる同僚たちの安全と健康を憂慮しており、イスラエル当局に同僚たちの安全に対する責任を求めている」と付け加えた。
AFP