ロンドン:ユニセフ(国連児童基金)で広報を担当するジェームズ・エルダー氏は、共犯者であり続けてはならないとガザ南部から世界に呼びかけ、パレスチナで広がっている危機への関心を高めるよう促した。
報道によると、歴史上のどんな紛争よりも多くの国連職員の命を奪っている今回の争いは、10月7日以降にガザでは少なくとも15,000人のパレスチナ人の犠牲を生んでいる。
アルジャジーラの取材に応じたエルダー氏は、UNRWA(国際連合パレスチナ難民救済事業機関)の同僚に起こっている壊滅的な被害について強調した。エルダー氏の説明によれば、7から8週間の間に国連史上最多の犠牲が生じており、100人以上が殺害されたという。
彼はガザの現在の状態について「大虐殺」以外の何ものでもないと言及し、その状況は非道徳的かつ違法である可能性が高いと非難した。
エルダー氏は次のように述べている。「これらの安全地帯は、子どもたちの虐殺を続ける筋書きを準備するためのものであると感じています。沈黙は共犯です」
また別のインタビューでは、病院で爆撃されている子どもたちから国連の同僚の死に至るまで例を挙げ、ガザでの安全という幻想を批判した。
UNRWAは、10月7日以降に111人の職員の死亡を確認しており、危機の重大さがさらに浮き彫りになっている。
パレスチナ難民の救援と人間開発を支援する国連機関もまた、85か所の異なる施設で117件の事件が発生しているという驚くべき統計を明らかにした。30か所のキャンプが直接被害を受け、55か所のキャンプが巻き添え被害を被っているというのだ。
これらの事件を記録した動画は広く回覧され、極端な状況下でのエルダー氏の人間性と思いやりある献身に注目が集まっている。
UNRWAが5日にソーシャルメディアで公開した投稿はガザの状況を「耐え難い」ものと言い表し、紛争のさらなる激化を警告した。
「#ガザ 南部での軍事作戦の再開とさらなる拡大が過去数週間の恐怖を繰り返している」と投稿は語っている。
「私たちは何度も言ってきました。もう一度言います。#ガザ に安全な場所などありません」
We have said it repeatedly. We are saying it again. No place is safe in #Gaza.
— UNRWA (@UNRWA) December 5, 2023
The level of human suffering is intolerable.
The resumption of the military operation and its expansion further in southern #Gaza is repeating horrors from past weeks. pic.twitter.com/r3trrj6XqF
10月7日から11月19日の間に、ガザ保健省は12,700人を超える死者数を報告した。
情報更新はその後、複数の病院が崩壊したために停止されている。
ガザ政府メディアオフィスからの最近の報告では、死者数が2,300人以上増加して15,000人を超える驚異的な数に達しており、深刻な上昇を示唆している。これらの犠牲者のうち約6,150人は子ども、約4,000人は女性である。