ロンドン:アラブとトルコの外相代表団は土曜日、カナダの首都を訪問し、ガザ地区の安全と安定を取り戻すために即時停戦の重要性を改めて強調した。
サウジアラビア外相のファイサル・ビン・ファルハーン王子を団長とする代表団は、オタワでカナダのジャスティン・トルドー首相に迎えられた後、メラニー・ジョリー外相との公式会談に臨んだ。
会談には、パレスチナのリヤード・アル=マーリキー外相とトルコのハカン・フィダン外相も出席した。
🎥| Arab Islamic Ministerial Committee Delegation, Led by Foreign Minister HH Prince @FaisalbinFarhan , Arrives in #Canada #EKHNews_EN
— AlEkhbariya News (@EKHNews_EN) December 9, 2023
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外務省の声明によると、代表団とカナダ外相は、ガザの情勢とその影響、およびイスラエルのパレスチナ民間陣に対する軍事行動の激化について話し合った。
代表団は、国際社会に対し、民間人を保護する責任を速やかに果たすよう求め、ガザの将来とパレスチナ問題をめぐる話し合いを、「即時停戦と不当な軍事行動の激化が沈静化した後に行わねばならない」と付け加えた。
代表団は、緊急の人道・食料・医療支援をガザに届けるため、救援回廊を確保するための真剣な措置を講じることが重要だと強調した。
また、パレスチナ国家樹立の政治的条件を整えることの重要性を強調し、ガザの将来をイスラエル・パレスチナ紛争のより広い文脈から切り離して議論することを拒否した。
外相らは、イスラエル・ハマス間の停戦を求める国連安保理決議が否決されたことに不満を表明し、イスラエル軍による民間人に対する露骨な攻撃の範囲が拡大し、国際法違反が繰り返されていることに対する懸念を表明した。
エジプト、ヨルダン、カタール、サウジアラビア、トルコ、パレスチナ自治政府の高官により構成される代表団は金曜日、ワシントンが決議案に対して拒否権を行使した後、アンソニー・ブリンケン米国務長官と会談した。
包囲されているガザ地区の保健当局は土曜日、死者数が1万7700人を超え、死者の70%が女性と子どもであり、4万6000人以上が負傷したと発表した。
ガザの200万人以上の人口の大半は、自宅からの避難を余儀なくされている。