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サウジがAI指標の「政府戦略」で世界1位に

サウジ・データAI庁が展示に参加。(資料写真/SPA)
サウジ・データAI庁が展示に参加。(資料写真/SPA)
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02 Jul 2023 05:07:22 GMT9
02 Jul 2023 05:07:22 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジ通信社(SPA)が1日に報じたところによると、先日公表された人工知能(AI)に関する報告書の「政府戦略」分野において、サウジアラビアが世界第一位となった。報告書では世界の60以上の国について評価している。

英国のニュースサイト「トータス・メディア」が発表した、人工知能の国際的な等級の指標の1つである「グローバルAIインデックス」には100以上の指標が含まれており、「政府戦略」「研究」「開発」「人材」「インフラ」「運用環境」「ビジネス」という7つの分野に分けられている。

政府戦略の分野では、ドイツと中国がそれぞれ2位と3位につけた。

王国は「データAI国家戦略(NSDAI)」の策定や、AIに特化した政府機関の存在、AIイニシアチブの資金・予算の配分、AIに関する国家目標のモニタリングなどのおかげで、政府戦略分野で100バーセントの得点を得た。

6月30日に発表された指標において、王国は全体で31位となった。XXは世界的な企業であり、世界各地のAI専門家を含んだ諮問委員会を持っている。

王国は、初期の段階からAIの開発において着実な取り組みを見せてきた。1979年には、AI関連の事柄すべてを整理・開発・監督する中央の当局として「サウジ・データAI庁(SDAIA)」の創設を命じる王室政令が出された。

SDAIAは、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(SDAIAの理事長でもある)の大志や王国の「ビジョン2030」の目標を実現すべく、データ・AIの国家プランを主導した。

そして、活動を統合し、データ・AIの国家イニシアチブを立ち上げ、それらの最適な利用をはかるため、NSDAIの策定に取り組んだ。

王国の今回の成果はビジョン2030の目標に沿ったもの。ビジョン2030では、様々な分野の世界的な指標で王国を押し上げることを目指している。

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