
ロンドン:イスラエルのツィピ・ホトヴェリ駐英大使は水曜日、ガザ戦争終結後の二国家解決案のあらゆる可能性を「完全に」否定すると述べた。
パレスチナ国家樹立の合意なくして、どのような和平達成があり得るのか尋ねられた彼女は、スカイニュースに対して 「イスラエルはもう知っているし、世界も今知るべきだ…パレスチナ人がイスラエルの隣に国家を持ちたいと望んだことはない」と答えた。
「彼らは 『川から海まで』一続きの国家を望んでいる。はっきり大声でそう言っている」
ホトヴェリ大使は、パレスチナ自治政府が10月7日のハマスによるイスラエル攻撃を非難することを拒否したことを批判した。また、国連が人道的な即時停戦を求めていることに対し、「停戦?あり得ない。それはすなわち、我が国が10月7日(のような)攻撃をまた受けたいと言っているのと同じだ」と述べた。
「世界のどの国が、敵国のために人道的回廊を作ったことがあると言うのか?あなた方(英国)がナチス・ドイツを助けたとは聞いていないし…第二次世界大戦中にアメリカが日本人を助けた覚えもない」と同大使は付け加えた。
ホトヴェリ大使はまた、ジョー・バイデン米大統領が火曜日に行った、イスラエルがガザを「無差別」に爆撃しているという指摘を否定した。
パレスチナ当局によれば、イスラエルによる過去2ヶ月間のガザ地区における空爆と地上攻撃によって、1万8500人以上のパレスチナ人(その多くは女性や子供)が死亡したという。