
エルサレム:イスラエルに併合されたゴラン高原の村の近くにドローンが墜落したと、武装勢力ハマスとつながりのあるイラクの武装組織が同地域での攻撃の声明を出したことを受けて、イスラエル軍が28日に発表した。
イスラエルのメディアは、シリアから発射されたと思われる爆発物を搭載したドローンが、27日の夜遅く、エリアッド入植地の南で撃墜されたと報じた。
イスラエル軍はAFPに対し、ドローンはエリアド付近に墜落したと伝えたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
親イラン武装グループの緩やかな組織である「イラクのイスラム抵抗勢力」は声明で、「適切な武器」を使用してエリアドの南の「重要な標的」を攻撃したと述べた。
イスラエルの数字に基づくAFPの集計によれば、民間人を中心に約1140人の死者を出した10月7日の血塗られた襲撃への報復として、イスラエルはハマス殲滅作戦を続けることを繰り返し誓っている。
ガザのハマスが管轄する保健省が発表した最新の数字によれば、イスラエルの砲撃と地上侵攻によって、少なくとも21,110人が殺害され、そのほとんどが女性と子供であるという。
ガザでの戦争が始まって以来、「イラクのイスラム抵抗勢力」は、イラクとシリアにおけるアメリカ軍と国際連合軍に対する多くの攻撃の責任を主張している。
アメリカ軍の当局者によれば、アメリカ政府は10月17日以来、イラクとシリアにおける自軍に対する攻撃を103件としている。
これらの攻撃のほとんどは、対ハマス戦争におけるイスラエルへのアメリカの支援に反対する「イラクのイスラム抵抗勢力」の一派がその責任を主張している。
しかし、同組織は、イスラエルの利益に対する直接的な攻撃はほとんど行っていないと主張している。
イスラエルは1967年のアラブ・イスラエル戦争でシリアのゴラン高原の一部を征服し、1981年に同地を併合した。
この併合は国連によって認められていない。
AFP