

イスタンブール:数万人が1月1日、イスタンブールで行進し、「人殺し」イスラエルによるガザでの戦争と、イラクでの非合法クルド人武装勢力によるトルコ兵殺害に抗議した。
この集会は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の息子であるビラル・エルドアン氏も会員として加わる財団が呼びかけたもので、アヤソフィアやブルーモスクなど、イスタンブールを代表するモスクでの朝の礼拝後に始まった。
トルコとパレスチナの国旗を掲げたデモ隊はボスポラス海峡に架かるガラタ橋に集結し、「人殺しイスラエル、パレスチナから出て行け」、「アッラー・アクバル(アッラーは偉大なり)」と唱えた。
アナドル通信社の報道によると、何万人もの人々が「我々の殉教者に慈悲を、イスラエルに呪いを」と題した集会に参加した。
パレスチナの大義を声高に支持するエルドアン大統領は、ハマスによる10月7日の前代未聞の国境を越えた襲撃への対応によって引き起こされた死と破壊の規模について、イスラエルに繰り返し怒りを表明してきた。
同大統領はイスラエルを「国家によるテロ」と非難し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はアドルフ・ヒトラーと「何ら変わらない」と述べた。
ガザでの約3ヶ月に及ぶ戦争は、10月7日のハマスによるイスラエルへの血なまぐさい襲撃が引き金となって始まり、公式の数字に基づくAFPの集計によれば、この襲撃により約1,140人が殺害された。
また、イスラエル当局によれば、襲撃の日に戦闘員が約250人を人質に取り、そのほとんどがまだガザで拘束されているという。
これに対してイスラエルはハマスの殲滅を宣言し、ガザ地区で懲罰的な攻撃を開始した。これにより広大な地域が廃墟と化し、ガザ地区の保健省によれば、女性と子供を中心に少なくとも21,822人が殺害された。
イスラエル軍は、ガザ内で172人の兵士が死亡したと発表しており、戦争が収まる気配はない。
トルコ軍によると、12月下旬、イラク北部でクルディスタン労働者党(PKK)による2回の個別の攻撃により、12人の兵士が死亡した。
トルコはイラク北部で、トルコ政府とその西側同盟国によってテロ集団に指定されているPKKの拠点に対して、定期的に陸・空からの作戦を行っている。
AFP