
ドバイ:シリア防空軍が9日、ダマスカスの西でドローン(無人機)2機を撃墜したと国営通信が報じ、ドローンは首都ダマスカスの西にあるイスラエルが占領中のゴラン高原の方角から飛来したという軍事筋の情報を引用している。
イスラエル軍はこの外国メディアの報道にコメントしないとしている。
シリアの国営通信は先に、防空軍がダマスカス近郊で「敵対的目標」に対処したと報じていた。
12月以降、イスラエルの空爆により、革命防衛隊には6名を超える死者が出ており、その中には諜報部門の最高幹部も含まれている。
これとは別に、1月にヨルダンで米兵3人が死亡した攻撃への報復として、米軍が今月、シリアとイラクでイランの革命防衛隊およびイランが支援する武装組織に関連する85を超える標的への空爆を開始している。
米国とイスラエルがシリア国内のイランが支援する武装勢力に対して攻撃を行っていることで、イランの革命防衛隊はシリア内戦でバッシャール・アサド大統領を支援するために10年前にシリアに到着して以来、最大級となる過酷な時期を経験している。
消息筋がロイターに語ったところによれば、結果的に、革命防衛隊は幾人かの幹部を撤退させたという。在シリアのイラン大使は8日、イランはシリアでの「プレゼンス」を維持すると述べた。イランの外相は9日にレバノン、次いで週明けにダマスカスを訪問して、高官らと協議する予定だ。
ロイター