Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イスラエル、国際裁判所への直近の要請で南アフリカがハマス援護と主張

イスラエル、国際裁判所への直近の要請で南アフリカがハマス援護と主張

国際司法裁判所(ICJ)の判事たちは、イスラエルのガザでの軍事作戦は国家主導のジェノサイドだとする南アフリカの告発を受けて、イスラエルに対する緊急措置について判決を下す(オランダ・ハーグ、2024年1月26日)。(ロイター)
国際司法裁判所(ICJ)の判事たちは、イスラエルのガザでの軍事作戦は国家主導のジェノサイドだとする南アフリカの告発を受けて、イスラエルに対する緊急措置について判決を下す(オランダ・ハーグ、2024年1月26日)。(ロイター)
Short Url:
15 Feb 2024 03:02:12 GMT9
15 Feb 2024 03:02:12 GMT9
  • ICJは、南アフリカが提訴した裁判の核心部分についてまだ判決を下していない。すなわちガザでジェノサイドが起きたかどうかだ。

エルサレム:南アフリカ共和国は、イスラエルがガザ南部への攻撃を予定していることに反対し国際裁判所へ要請を行った。イスラエル外務省は14日、今回の要請はハマスに奉仕するものであり、イスラエルの自衛を阻止する試みだと主張した。

南アフリカは13日、国際司法裁判所(ICJ)に対し、イスラエルがガザでの攻撃をラファにも拡大させる計画について、パレスチナ人の権利を守るための追加的な緊急措置が必要か判断するよう要請した。

イスラエルは地上攻撃をラファに拡大させることを計画していると表明してきた。ラファには攻撃を避けるために100万人以上のパレスチナ人が避難している。イスラエルの攻撃は、10月7日に武装組織ハマスがイスラエルを攻撃して以降、ガザ地区の大部分を破壊してきた。

「南アフリカは継続してテロ組織ハマスの利益を代表し、イスラエルが持つ自国とその市民を守る基本的権利を否定しようとしている」。イスラエル外務省のリオール・ハイアット報道官はこう述べた。

ICJは1月、南アフリカが提訴した裁判で、イスラエルに対し、軍によるガザのパレスチナ人に対するジェノサイドを防止するため、力の及ぶ限りあらゆる措置を講じるよう命じた。

「イスラエルは、人道支援の提供を進め、罪のない人々への危害を防ぐなど国際法の遵守に努めている。その一方でハマスのテロリストたちは、ガザ地区の市民たちの後ろに隠れて134人を人質に取っている」。ハイアット報道官はXにこう投稿した。

イスラエルは、ハマスとの戦争に関連したジェノサイドの申し立てをすべて否定している。ハマスはイスラム原理主義武装組織でありイスラエルの破壊を宣言している。さらにイスラエルは、根拠がないとして全面的に訴えを却下するようICJに求めている。

ICJは、南アフリカが提訴した裁判の核心部分についてまだ判決を下していない。すなわちガザでジェノサイドが起きたかどうかだ。ただし、ガザのパレスチナ人がジェノサイドから保護される権利を持つことは認めている。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top