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米国務長官、イスラエルには近隣諸国との関係を正常化する「特別な」機会があるとみている

ミュンヘンで開催されたミュンヘン安全保障会議(MSC)のパネルディスカッションに参加したアントニー・ブリンケン米国務長官。2024年2月17日撮影。(ロイター)
ミュンヘンで開催されたミュンヘン安全保障会議(MSC)のパネルディスカッションに参加したアントニー・ブリンケン米国務長官。2024年2月17日撮影。(ロイター)
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18 Feb 2024 01:02:04 GMT9
18 Feb 2024 01:02:04 GMT9
  • 「事実上すべてのアラブ諸国が現在、イスラエルを地域に統合して関係を正常化させたいと真摯に望んでいる」。ブリンケン氏は今年のミュンヘン安全保障会議で述べた
  • 「パレスチナ国家樹立がイスラエルの安全保障を確保するためにも、かつてなく、避けることができない喫緊の課題になっている」

ミュンヘン、ドイツ:アントニー・ブリンケン米国務長官は17日、今後数カ月間においてイスラエルが近隣諸国との関係を正常化する「特別な」機会があると述べ、同時に、パレスチナ国家樹立の必要性も強調した。

米国トップの外交官であるブリンケン氏は、パレスチナ自治政府がパレスチナ人民の代表としてより効果的に機能するように、アラブ諸国が主導してパレスチナ自治政府を活性化させようと真摯に努力していると述べた。

「事実上すべてのアラブ諸国が現在、イスラエルがより安全を感じられるように、安全保障上の約束と保証を提供するために、同国を地域に統合して関係を正常化させたいと真摯に望んでいる」。ブリンケン氏は今年のミュンヘン安全保障会議のパネルディスカッションでこう述べた。

「そして、イスラエルの安全保障を確保するためにも、パレスチナ国家樹立がかつてなく、避けることができない喫緊の課題になっていると考えている」

バイデン政権はサウジアラビアとイスラエルの関係正常化を見据えた超大型の合意に向けて取り組んでいる。サウジを始めとするアラブ諸国は、合意の一環としてパレスチナ国家の樹立を求めている。

米政府はまた、10月7日のハマスによるイスラエルへの越境攻撃の時にハマスによって拉致されたイスラエル人の人質解放に向けた合意達成のためにも働きかけを行っている。10月7日の攻撃は、ここ数十年で最も多数の犠牲者を出した攻撃のひとつとなった。

米政府高官によると、戦闘終結後のガザ地区の体制について、イスラエル占領下にあるヨルダン川西岸地区の一部で限定的に自治を行っているパレスチナ自治政府が、この人口が密集する飛び地であるガザ地区を統治するために、どのように改革されるべきなのかについて、そしてパレスチナ国家樹立への道筋について話し合うことは、このひとつの難題に含まれる変数であるという。

ロイター

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