


アルジェ:アルジェリアのアブデルマジド・テブン大統領は25日、世界で3番目に大きく、アフリカで最大のアルジェ大モスクを正式に落成させた。
12万人の礼拝者を収容できる広大なモスクは、2020年10月に初めて礼拝のためにオープンしたが、テブン大統領は新型コロナウイルスに感染し、出席しなかった。
地元ではジャマー・エル・ジャザイルとして知られるこのモダニズム建築の敷地は、27.75ヘクタール(約70エーカー)に及び、これよりも大きいのはイスラム教の聖地であるサウジアラビアのマッカとマディーナの2つのモスクだけだ。
また、世界で最も高い267メートル(875フィート)のミナレットを持ち、エレベーターが設置され、首都とアルジェ湾を見渡せる展望台がある。
モスクの内部はアンダルシア様式で、木、大理石、アラバスターで装飾されている。
このモスクは、元独裁者アブデルアジズ・ブーテフリカ氏の虚栄プロジェクトだと批判する人もいる。ブーテフリカ氏は20年にわたる支配に対する大規模な街頭抗議デモの後、2019年4月に退陣させられた。
この巨大プロジェクトには、8億ドル以上の費用がかかり、建設には7年を要した。
テブン大統領の任期は今年末に正式に満了となるが、2019年12月に選出された同大統領は、2期目に出馬する意向があるかどうかはまだ明らかにしていない。
AFP