
ラルナカ: 飢饉に瀕しているガザ住民への新たな海上援助ルートを開拓する試行プロジェクトとして、約200トンの食糧を積んだ船が火曜日未明、キプロスの港を出港した。
キプロスのラルナカ港から出航したチャリティー船 “オープン・アームズ “は、約200トンの小麦粉、米、たんぱく質を積んでいる。
このミッションは、アラブ首長国連邦が主な資金を提供し、米国を拠点とする慈善団体ワールド・セントラル・キッチン(WCK)が組織している。
WCKの創設者ホセ・アンドレス氏と最高経営責任者エリン・ゴア氏は声明の中で、「私たちの目標は、何百万食もの食糧を積んだボートが、継続的にガザに行ける海上ハイウェイを確立することです」と述べた。
10月7日のハマス過激派によるイスラエルへの攻撃を受けてイスラエルが攻撃を開始して以来、外界から封鎖されているガザに、慈善団体は直接援助を運ぶつもりだ。
港湾インフラが不足しているため、WCKは破壊された建物や瓦礫から資材を調達し、ガザに陸揚げ用の桟橋を作ると発表した。WCKは、キプロスに500トンの援助物資を集積しており、それも派遣する予定だと述べている。