ワシントン:米国の最高将官は木曜日、イスラエルは、米軍の即応態勢に影響を与える可能性のある兵器や、キャパシティ的な制限もあり、イスラエルが要請したすべての兵器を受け取っていないと述べた。
ワシントンは、長年の同盟国であるイスラエルに年間38億ドルの軍事援助を行っている。アメリカはイスラエルに防空ミサイルや軍需品を提供しているが、民主党やアラブ系アメリカ人グループの中には、バイデン政権のイスラエルへの揺るぎない支援を批判する者もいる。
「われわれはイスラエルの兵力を支援してきたが、イスラエルは要求されたものをすべて受け取ってきたわけではない」と米統合参謀本部議長のチャールズ・Q・ブラウン大将は言う。
「そのうちのいくつかは、我々が提供するキャパシティがない、あるいは提供する意志がないものを要求してきたからだ」
木曜日にブラウン大将のスポークスマンは、彼の発言は「同盟国やパートナーに軍事援助を提供する前の通常の慣行」についてのものだと述べた。
「要請された援助を提供するキャパシティを判断するため、米国の備蓄と自国の即応態勢への影響を評価する」とジェレアル・ドーシー海軍大尉は声明で述べた。
「米国の方針に変更はない。米国は、同盟国イスラエルがハマスから自国を守るために、安全保障上の援助を提供し続ける」とドーシー海軍大尉は付け加えた。
ガザ地区の保健当局によると、イスラエルの壊滅的な攻撃により、ガザ地区で32,000人以上のパレスチナ人が死亡したという。
イスラエルは、過激派組織ハマスによるイスラエル南部への攻撃を受けて報復し、イスラエルの集計によれば、ハマスは1,200人を殺害し、253人の人質を拉致した。
イスラエルの攻撃は、バイデン氏の所属する民主党内からの反発を招き、最近の党の大統領予備選では数千人がバイデンに「無投票」で投票した。
ロイド・オースティン米国防長官は今週初め、イスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣とワシントンで会談し、イスラエルへの安全保障支援が話し合われたと国防総省は述べた。
「常に対話を続けている」とブラウン大将は語った。
ロイター