
ガザ:イスラエル軍は金曜、ガザ地区の北部と中央部でパレスチナ武装勢力と戦った。ガザを統治するハマスの指導者ハレド・メシャール氏は、イスラエルとの半年に及ぶ戦いは 「まもなく敵を破る」と述べた。
100万人以上のパレスチナ人が避難している、南部の都市ラファへの侵攻に備えて、イスラエル軍の大半はガザから撤退したが、戦闘は各地で続いている。
ガザ中心部のヌッセイラート難民キャンプの住民によると、木曜の奇襲的な地上攻撃に続くイスラエル軍の空、陸、海からの砲撃により、数十人が死傷し、家屋と2つのモスクが破壊されたという。
保健当局は先に、キャンプへの攻撃で6人が死亡し、パレスチナ人ジャーナリスト3人を含む約70人が負傷したと発表した。
ガザ市では、パレスチナ保健当局が、アル・ダラジ地区の民家へのイスラエル軍の空爆により、少なくとも25人が死亡、数人が負傷したと発表した。ガザの保健省は、24時間の間に89人のパレスチナ人がイスラエル軍の空爆で死亡したと発表した。
イスラエル軍(IDF)は、ガザ中心部の武装勢力とそのインフラに対する「正確な情報に基づく作戦」を遂行していると述べた。
「この1日で、IDFの戦闘機は、ガザ地区の地下発射基地、軍事インフラ、武装テロリストの活動拠点など、60以上のテロ標的を攻撃した」と軍の声明は述べ「並行して、IDFの大砲はガザ地区中央部のテロリストのインフラを攻撃した」と続けた。
メシャール氏は、カタールのドーハで水曜に、イスラエル軍の空爆により死亡した、ハマスの指導者、イスマイル・ハニヤ氏の家族を追悼するイベントで演説した。
「これは最終ラウンドではない。パレスチナを解放し、シオニストの計画を打ち負かすための重要なラウンドだ」
ガザの保健省によれば、イスラエルの攻撃が始まって以来、少なくとも33,545人のパレスチナ人が死亡し、230万人の人口のほとんどが避難し、ガザの大半が廃墟と化した。
戦争は、ハマスが10月7日にイスラエル南部を攻撃し、1,200人が死亡、253人が拉致されたことから始まった。イスラエルによれば、約130人がいまだガザで拉致されているという。
ロイター