
イスタンブール: トルコのハカン・フィダン外相は、イスラエルとイランの緊張はガザ情勢から目をそらすべきではなく、国際社会の優先事項はイスラエルによるパレスチナ地域の占領を終わらせることだと述べた。
フィダン外相は土曜日、エジプトのサーミフ・シュクリ外相の訪問中にイスタンブールで演説した。
シュクリ氏はイランとイスラエルに自制を促した。
シュクリ氏のトルコ訪問は、イスラエルによるイラン攻撃を受けて中東情勢が緊迫する中で行われた。イスラエルはこの出来事について何も語っていない。
シュクリ氏はフィダン外相との共同記者会見で、中東地域は現在進行中のエスカレーションを懸念していると述べた。
「我々は当初から紛争の拡大を警告してきた」
「われわれは両当事者(イランとイスラエル)に自制を呼びかけてきた」
フィダン氏は、中東の不安定化の主な原因は、イスラエルによるパレスチナ地域の占領と、西側諸国によるイスラエルへの支援であると述べた。
「この事実から目をそらすような事態は無視されるべきでない。我々の優先事項は、パレスチナにおけるイスラエルの占領を終わらせ、二国家による解決を実現することだ」
また、シュクリ外相とは、ガザにより多くの人道援助を届けるための努力について話し合ったという。
これとは別にシュクリ氏は、エジプトはトルコ代表団を受け入れ、アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領のトルコ訪問に備えると述べた。
ガザの民間防衛局が、イスラエル軍の攻撃により、南部の都市ラファでパレスチナ人一家9人(うち子供6人)が死亡したと発表した。
同市のアルナジャール病院によると、死者の中には1歳から7歳の子ども5人と16歳の少女が含まれ、女性2人と男性1人も含まれている。
「イスラエル空軍がラファのタル・アル・スルタンにあるラドワン一家の家を攻撃した後、6人の子どもを含む9人の殉教者が瓦礫から引き出された」とガザ民間防衛局のスポークスマン、マフムード・バサル氏は声明で述べた。
ロイター