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イスラエルのガザ戦争は人権に悪影響を与えたと米報告書

2024年4月22日、イスラエルとパレスチナのハマスとの戦闘が続く中、ガザ市のアルダラジ地区でイスラエルによる砲撃後の瓦礫を調べるパレスチナ人。(AFP=時事)
2024年4月22日、イスラエルとパレスチナのハマスとの戦闘が続く中、ガザ市のアルダラジ地区でイスラエルによる砲撃後の瓦礫を調べるパレスチナ人。(AFP=時事)
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23 Apr 2024 01:04:20 GMT9
23 Apr 2024 01:04:20 GMT9
  • イスラエル占領下のガザ地区は荒れ地と化し、極端な食糧不足が飢饉の恐怖を引き起こしている。

ワシントン:イスラエルとハマスの戦争は、ガザで何万人ものパレスチナ人を殺害し、深刻な人道的危機をもたらしたが、その結果、ガザの人権状況に「重大な否定的影響」を与えたと、米国務省は月曜日、年次報告書を発表した。

重大な人権問題とは、恣意的または不法な殺害、強制失踪、拷問、ジャーナリストの不当逮捕などの信頼できる報告である。

同報告書は、イスラエル政府はこれらの虐待に関与した可能性のある当局者を特定し処罰するために、信頼できる措置を講じていると付け加えた。

ガザの保健当局によれば、イスラエル軍はガザで34,000人のパレスチナ人を殺害しており、その多くは一般市民や子どもたちであるという。イスラエルに占領されたガザ地区は荒れ地と化し、極度の食糧不足が飢饉の恐怖を促している。

イスラエルは10月7日、ハマスの攻撃を受けて攻撃を開始し、1200人が死亡したとイスラエルは発表している。

権利擁護団体は、イスラエル軍のガザ攻撃における民間人被害の数々を指摘し、またイスラエル占領下のヨルダン川西岸地区における暴力の高まりに警鐘を鳴らしている。ヨルダン川西岸地区では、パレスチナ保健省の記録によれば、イスラエル軍や入植者が10月7日以来、少なくとも460人のパレスチナ人を殺害している。しかし、これまでのところ、バイデン政権はイスラエルが国際法に違反しているとは認めていないと述べている。

ワシントンは長年の同盟国に年間38億ドルの軍事援助を行っている。左派民主党員やアラブ系アメリカ人グループは、バイデン政権のイスラエルに対する揺るぎない支持を批判してきた。

しかし今月、ジョー・バイデン大統領は初めてイスラエルへの支援を停止すると脅し、人道援助関係者や民間人を保護するための具体的な措置を取るよう主張した。

ロイター

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