
カイロ:アラブ議会は、スペイン、ノルウェー、アイルランド政府がパレスチナ国家を承認したことを歓迎した。
3カ国の首相は水曜日、5月28日にパレスチナを国家として正式に承認すると述べた。
3カ国とも、この決定が、イスラエルによるガザのハマスに対する戦争(現在8ヶ月目)の停戦に向けた努力を加速させることを期待していると述べた。
議会は、この動きを正義と独立国家を樹立するパレスチナ人の権利の勝利と表現した。
また、この決定は「パレスチナの大義とパレスチナ外交にとっての新たな勝利」であり、世界の多くの国々による承認に向けた重要な一歩であると述べた。
同議会は、今回の承認はパレスチナ人の正当な権利を支持するものであり、その最たるものがエルサレムを首都とする独立国家の樹立であると述べた。
同議会は、「イスラエルが子どもや女性、高齢者を含む一般市民に対する民族浄化や強制移住、戦争犯罪や人道に対する罪が行われていることを通してパレスチナの大義を破壊しようとしている時に、今回の発表が行われた」と述べた。
パレスチナの国家を国際的に承認することは、イスラエルの「パレスチナの大義を清算する」という計画に対する現実的な対応である。
議会は、まだパレスチナの国家を承認していない国々に対し、「パレスチナの人々が数十年にわたる占領にさらされてきた歴史的不正義に終止符を打ち、正当性決議に基づき、国際的に承認された二国家解決策を実現する」ための一歩を踏み出すよう呼びかけた。
また、国際社会とすべての国に対し、パレスチナ人民とその正当な大義とともに立ち上がるよう呼びかけた。
アイルランドは、ヨルダン川西岸地区の駐在員事務所を大使館に格上げし、在アイルランド・パレスチナ代表部も大使館に格上げすると発表した。