
カイロ:エジプトは、イスラエルとのガザ停戦と人質交換の可能性について、ハマスから心強いシグナルを受け取ったと、国営アルカヘラニュースが高官筋の話を引用して木曜日に伝えた。
カイロは、仲介役のドーハやワシントンとともに、ガザ地区でのイスラエルとハマスの戦争を終結させるための停戦交渉を数カ月にわたって続けている。
「ハマスの指導者たちは、停戦提案を真剣かつ前向きに検討していると我々に伝えてきた」とアルカヘラ紙は情報筋の言葉を引用した。
名前は明かされなかったが、この情報筋によれば、パレスチナの過激派組織は今後数日のうちに提案に応じる見込みだという。
カイロでの交渉にハマスの指導者を招いたエジプトは、「パレスチナ運動から停戦への熱望を示す前向きなサインを受け取った」と、情報筋は付け加えた。
このコメントは、ハマスの代表がドーハでカタールのムハンマド・ビン・アブドゥルラフマン・アル・ターニ首相、エジプトのアッバス・カメル情報局長と会談した翌日に発表された。
11月に7日間の停戦があり、その間にイスラエルの刑務所に収監されていた240人のパレスチナ人囚人と引き換えに100人以上の人質が解放されたが、調停努力は紛争を止めることができなかった。
先週、ジョー・バイデン米大統領は、イスラエルがガザの人口集中地区から撤退し、ハマスが人質を解放するという「永続的停戦へのロードマップ」を発表した。
木曜日、バイデンをはじめとする16人の世界の指導者たちは、ハマスにこの提案を受け入れるよう求めた。
ガザ戦争は10月7日のハマスの攻撃によって始まった。イスラエルの公式発表に基づくAFP通信の集計によると、この攻撃で1194人(ほとんどが民間人)が死亡した。
また、武装勢力は251人の人質を取り、そのうち120人はガザに残っている。
イスラエルによるガザへの軍事攻撃により、ハマスが統治するガザでは、少なくとも3万6654人が死亡した。
AFP