
ロンドン:ユニセフの報道官によれば、ユニセフの援助隊が今週、ガザ北部への入国を拒否された。
水曜日にガザ南部から北部へ移動しようとした支援車列の1台に同乗していたユニセフのジェームズ・エルダー報道官は、BBCの『トゥデイ』番組とのインタビューで、必要な書類をすべて持っていたにもかかわらず、車列が約40キロ(30マイル)を移動するのに13時間かかったと述べた。検問所で8時間を費やした後、最終的にガザ北部への入国は拒否された。
エルダー氏は、この決定の背景にある理由は不明だとしながらも、このような拒否は「一貫して執拗」であり、何百件もの同様の事件が記録されていると指摘した。
イスラエル軍は、ユニセフの車列の書類が誤って記入されていたと主張し、エルダー氏が “部分的な情報 “を提示していると非難した。
検問所のひとつで待機していたとき、エルダー氏は、8人ほどの男たちがひとつの網で魚を捕ろうとしているのを目撃したという。「突然、戦車が降りてくる音がして、自動砲火が聞こえました。一人は背中を、一人は首を撃たれていました」
国連報道官は、車列に救急隊員を乗せたWHOがイスラエル国防軍に負傷者への医療支援を行う許可を求めたが、拒否されたと付け加えた。その後、エルダー報道官は、漁師たちの遺体を収容することが許されたとき、漁師たちの傷を目の当たりにしたという。
最後にガザに行ったのは6週間前だったエルダー氏は、現在の状況ははるかに悪化していると語った。「本当に落胆しているのを見たのは初めてです。彼らは絶望し、傷つき、多くの家族を失った。彼らには何も残っていません」
「親が子供を守れないとなると、心が痛みます。人々は絶望し、今夜、空爆で死んでしまったほうがまし、と言っています」