
ジュネーブ: イスラエル軍が援助物資の流れを円滑にするためにガザで宣言した「一時停止」は、必要とされている援助物資の配達に何の影響も与えなかった、と国連の保健機関は金曜日に述べた。
世界保健機関(WHO)のパレスチナ自治区代表であるリチャード・ピーパコーン氏は、「全体として、私たち国連は、この技術的な一時停止の一方的な発表以来、入ってくる人道物資に影響は見られなかったと言える」と述べた。
「これが全体的な評価です」
イスラエル軍は週末、ラファ東部の重要な道路での戦闘を毎日人道的に「一時停止」すると発表したが、国連の報道官は数日後、「これはまだ、援助を必要としている人々により多くの援助を届けることにはつながっていない」と述べた。
10月7日のハマスによる前代未聞のイスラエル攻撃に端を発した8カ月以上にわたる戦争は、パレスチナ自治区の悲惨な人道的状況を引き起こし、国連は飢饉の警告を繰り返してきた。
イスラエルの公式発表に基づくAFPの集計によると、10月のハマスによるイスラエル攻撃では、民間人を中心に1,194人が死亡した。
武装勢力は人質も拉致し、うち116人がガザに残っているが、軍は41人が死亡したと発表している。
ハマスが支配するガザの保健省によると、イスラエルの報復攻撃により、少なくとも37,431人が死亡した。
AFP