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イスラエルの空爆、ヨルダン川西岸地区でハマス司令官を含む9人を殺害

2024年8月3日、ヨルダン川西岸地区トゥルカレム近郊のゼイタ村で、イスラエル軍の空爆を受けたとされる車を確認する人々。(AFP=時事)
2024年8月3日、ヨルダン川西岸地区トゥルカレム近郊のゼイタ村で、イスラエル軍の空爆を受けたとされる車を確認する人々。(AFP=時事)
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04 Aug 2024 12:08:42 GMT9
04 Aug 2024 12:08:42 GMT9
  • ハマスのメディアは、戦闘員を乗せた車両が空爆を受け、死亡したうちの1人はトゥルカルム旅団の司令官だったと伝えた。

ラマッラー/カイロ:ヨルダン川西岸地区でのイスラエルの空爆により、ハマス司令官1人とイスラム聖戦の戦闘員4人が死亡したと、過激派グループのメディアが伝えた。

イスラエル軍によれば、最初の空爆はトゥルカルム市近郊の町で車両を攻撃し、攻撃を実行する途中だったとする武装勢力を標的にしたという。ハマスのメディアは、戦闘員を乗せた車両が攻撃され、殺害されたうちの一人はトゥルカルム旅団の司令官であると伝えた。

パレスチナ・イスラム聖戦グループは、他の4人を自軍の戦闘員だと主張した。

その数時間後、イスラエル軍はトゥルカルムでの対テロ作戦中に、部隊に発砲した武装勢力の別のグループを標的に2度目の攻撃を行ったと発表した。

パレスチナ保健省は、最初の攻撃で5人が死亡したと発表し、WAFAは2回目の攻撃で4人が死亡したと発表した。

ヨルダン川西岸地区での暴力は、イスラエルとハマスのガザ戦争以前から増加傾向にあり、その後も続いている。

パレスチナ人による反イスラエル街頭攻撃も増加している。

ガザ攻撃

ガザ地区では、イスラエル軍の空爆により、土曜日にラファ南部の民家で6人が死亡、さらに北部のガザ市でも2人が死亡したと、ガザの保健当局が発表した。

ガザ保健省によると、少なくとも31人のパレスチナ人が土曜日に殺害された。

イスラエル軍は、過激派を攻撃し、ラファと飛び地内の他の場所でハマスのインフラを破壊したと発表した。

ガザでのイスラエル軍の作戦で、少なくとも39,550人のパレスチナ人が死亡した。イスラエルの集計によれば、この攻撃は10月7日にハマスがイスラエル南部を攻撃し、1,200人が死亡、250人が拉致されたことに端を発している。

イスラエルの代表団は週末にカイロを訪れ、人質解放とガザ停戦の可能性について話し合う予定だった。

イスラエルのベイルート攻撃でレバノンの武装組織ヒズボラの最高司令官フアド・シュクル氏が殺害された翌日、水曜日にハマスの指導者イスマイル・ハニヤ氏がテヘランで暗殺され、地域の緊張が高まったため、打開の可能性は低いようだ。

ハニヤ氏の死は、ガザ紛争が11ヶ月目に突入し、紛争が中東全域に拡大する懸念が高まる中、ハマス幹部の一連の殺害事件の一つである。

ハマスとイランはともに、イスラエルが暗殺を実行したと非難し、報復を誓っている。イスラエルは暗殺の責任を主張も否定もしていない。

ヒズボラもハマス同様、イランの支援を受けており、復讐を誓っている。

ロイター

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