ドバイ: エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表した「2024年世界住みやすさ指数」によると、アブダビとドバイが医療と教育の分野でスコアを伸ばし、中東・アフリカ地域で最も住みやすい都市にランクされた。
エミレーツ・ニュース・エージェンシーが報じたところによると、アブダビが同地域でトップの座を確保し、ドバイが僅差で2位となった。
Numbeoの「犯罪と安全指数」によると、アブダビは世界的に最も安全な都市のひとつにもランクされており、安全指数では88.2ポイントで1位、犯罪指数では11.8ポイントで最低だった。
ドバイは「世界で最も安全な都市」ランキングで世界第5位となった。
医療分野では、ドバイ保健当局の報告書によると、2024年第1四半期にドバイで認可を受け稼働する医療施設の総数は5,020施設に達し、医師免許を持つ医師は13,370人に上ることが明らかになった。
アブダビでは同期間に医療施設数は3,323に達し、その内訳は病院67、ヘルスセンター1,136、診療所765、薬局1,068、その他医療施設287であった。2022年末までに、アブダビには12,922人の医師免許取得者がいた。
教育分野では、アブダビは2023-2024年度に私立、公立、混合教育機関を含む459校を受け入れ、ドバイは220校の私立学校を受け入れた。
世界住みやすさ指数(Global Liveability Index)」は、世界173都市を「安定性」「医療」「文化・環境」「教育」「インフラ」の5つのカテゴリーで評価している。
上位10都市のうち8都市が湾岸諸国であり、湾岸諸国の安定性と世界的な影響力の高まりを反映している。このうち、クウェート・シティ、ドーハ、バーレーンのマナーマがそれぞれ3位、4位、5位にランクインした。