
カイロ:ハマスが水曜日、カタールで木曜日に予定されているガザ停戦協議には参加しないと発表した。
米国は、木曜日にカタールの首都ドーハで予定通り間接的な協議が行われ、停戦合意はまだ可能であるとの見通しを示す一方、戦争拡大を回避するためには緊急に進展が必要であると警告した。
また、Axiosは、アントニー・ブリンケン米国務長官が火曜日から予定されていた中東歴訪を延期したと報じた。ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官は、木曜日にカタールで行われる会談には、CIAのビル・バーンズ長官とブレット・マクガーク米中東特使がワシントンを代表して出席すると記者団に語った。
イランの高官3人は、ガザでの停戦合意のみが、先月イスラエル国内でハマスの指導者イスマイル・ハニヤ氏が暗殺されたことに対するイスラエルへの直接的な報復からイランを守ることになると述べた。
「イスラエルは、明日8月15日という合意された日に交渉団を派遣し、枠組み合意実施の詳細を詰める」と、政府のデービッド・メンサー報道官はブリーフィングで述べた。
代表団には、イスラエルの諜報部門長官デビッド・バルネア氏、国内安全保障局のロネン・バー局長、軍の人質担当であるニッツァン・アロン氏が含まれている、と国防当局者は述べた。
ハマス側はイスラエルが時間稼ぎをしていると非難し、会談に懐疑的な態度を示している。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスの指導者ヤヒヤ・シンワル氏が交渉の主な障害になっていると言う。
ハマス高官のサミ・アブ・ズーリ氏はロイターに対し、「新たな交渉に臨むことは、占領軍が新たな条件を課し、さらなる虐殺を行うために交渉の迷路に進入するのを可能にする」と語った。
ハマスのチーフ交渉官であるハリル・アル・ハイヤ氏はドーハを拠点としており、エジプトやカタールとのパイプもある。
「ハマスは、国連安保理決議とバイデン氏に基づく7月2日に提示された提案にコミットしており、それを実施するためのメカニズムについて直ちに議論を開始する用意がある」とアブ・ズーリ氏は語った。
この問題に詳しい情報筋によれば、ハマス側は調停者がイスラエルから「真剣な対応」をもって戻ってくることを望んでいるという。もしそうなれば、木曜日の会合の後に調停者と会談することになるだろうという。会談プロセスについて説明を受けている関係者によれば、調停者はハマスと協議することを期待しているという。
ハマスがいくつかの小派閥と共同で水曜日遅くに発表した声明では、各派閥が停戦合意の達成を望んでいる未解決の要求を再確認した。
同グループは、交渉は「包括的な停戦、イスラエル軍の完全撤退、包囲網の解除、横断路の開放、ガザの復興、そして真剣な人質/囚人との取引を達成するために、調停者によって提出された枠組み合意で合意されたことを実施するためのメカニズムを検討すべきだ」と述べた。
声明は、ガザでの戦争の翌日、米国やイスラエルの介入を拒否した。
ロイター