テヘラン: イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は水曜日に隣国イラクを訪問すると国営メディアが日曜日に報じた。
ペゼシュキアン大統領はイラン高官代表団を率いてバグダッドを訪れ、イラク高官と会談する。
今回の訪問は、イラクのムハンマド・シア・アル・スダニ首相の招待によるものである、とIRNA通信はモハンマド・カゼム・アル・サデグ駐バグダッド・イラン大使の発言を引用している。
サデグ大使は、両国は協力と安全保障に関する覚書に署名する、と述べた。
サデグ大使によれば、イランの故イブラヒム・ライシ大統領がイラクを訪問する際に、この覚書が調印される予定だったという。
しかし、ライシ氏は5月、当時の外相ホセイン・アミール=アブドラヒアン氏とともに、イラン北部の霧に覆われた山腹でヘリコプターが墜落し、死亡した。
就任以来、ペゼシュキアン外相はイスラム共和国の近隣諸国との関係強化を「優先する」と宣言している。
シーア派が多数を占めるイランとイラクの関係は、過去20年間で緊密化している。
テヘランはイラクの主要な貿易相手国のひとつであり、イラクの同盟国が議会と現政権を支配するバグダッドでかなりの政治的影響力を行使している。
テヘランがイラク北部のクルド人反体制派を攻撃した数カ月後の2023年3月、両国は共通の国境をカバーする安全保障協定に調印した。
それ以来、両国はイランのクルド人反政府勢力を武装解除し、国境地帯から排除することで合意している。
テヘランは、これらのグループがイラクから武器を輸入し、イラン系クルド人女性マフサ・アミニさんの拘束死後に発生した2022年の抗議行動を煽動したと非難している。
イランは1月、イラク北部のクルディスタン自治区で致命的な攻撃を開始し、「シオニスト政権(モサド)のスパイ」が使用する場所を標的にしたと述べた。
土曜日、亡命イランのクルド人グループは、活動家の一人であるベーザド・ホスラウィさんがイラク北部の都市スレイマニヤで逮捕され、「イラン情報機関」に引き渡されたと発表した。
地元のアサイェシュ治安部隊は、ホスラウィさんはクルド地域に「居住していなかったため」逮捕されたと述べ、「政治活動」との関係を否定した。
AFP