エルサレム:イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエル軍が月曜日にレバノンの南部と東部を空爆したことを受け、レバノン国民に危険地域から離れるよう警告した。
「どうか、今すぐ危険地域から離れてください。作戦が終了次第、安全に自宅に戻ることができます」と、イスラエル軍がレバノン国内のヒズボラの標的800カ所を攻撃したと発表した直後に、ネタニヤフ首相はビデオ声明で述べた。
レバノンの保健大臣によると、イスラエルの空爆により、レバノンでは274人が死亡し、その中には21人の子供も含まれている。10月7日にガザ地区で戦争が勃発して以来、国境を越えた空爆としては、最も多くの死者を出した。
月曜日にレバノン国民に向けた声明で、ネタニヤフ首相は、彼らの安全を脅かしているのはヒズボラであると述べた。
「ヒズボラはあなた方を人間の盾として利用している。彼らは、あなた方の居間にロケット弾を、ガレージにミサイルを配置している」と、同首相は語った。
「ヒズボラにあなた方やあなたの愛する人々の命を危険にさらさせてはなりません」
イランが支援するヒズボラは、ガザ地区での戦争のきっかけとなったハマスによるイスラエル南部への前例のない攻撃の後、10月にパレスチナの同盟者であるハマスを支援するためにイスラエルに向けてロケット弾を発射し始めた。
日曜日、イスラエル北部では数十万人の人々がヒズボラが国境を越えてロケット弾を連射したため、防空壕に避難した。
金曜日にイスラエル軍がヒズボラの南ベイルート拠点に対して空爆を行い、ヒズボラの精鋭部隊ラドワン部隊の司令官イブラヒム・アキル氏をはじめ、他の司令官や民間人が死亡したことを受け、国境を越えた砲撃が行われた。
ヒズボラは、火曜日と水曜日に通信機器が爆破されたことを受け、イスラエルが犯人であると非難し、39人が死亡、3,000人近くが負傷した。
AFP