
ドゥアビ : 7月28日、ドバイのシアター・オブ・デジタル・アート(TODA)は、クラシック音楽とゲームをミックスしたユニークなコンサートを開催した。
ピアニストのガヤネ・アスラニャンは、20年以上の経験を持つ受賞歴のあるアルメニア人ピアニストで、4つのビデオゲームを事前にアレンジした楽曲を3~4曲演奏した: リーグ・オブ・レジェンド』、『ウィッチャー3』、『スカイリム』、『幻影異聞録』だ。
「前回の公演では、あまり有名ではないゲームのサウンドトラックで(セットリストを)作ることにしました」とアスラニャンは振り返った。より人気のあるゲームに向けてプログラムを少し変えることにしたので、『リーグ・オブ・レジェンド』と『幻影異聞録』を加えたんだ。
TODAの最初のビデオゲームサントラピアノショーでは、ピアニストが演奏している間、会場が1人のストリーマーを連れてきて、バックグラウンドでゲームを演奏したのとは異なり、インタラクティブスペースは今回、バックグラウンドでゲームを生演奏する4人の異なるゲーマーを連れてきて、演出を強化した。
ストリーマーには、ロシアの人気League of Legendsストリーマー・diamondproxのほか、Skyrimをプレイしたドバイ在住のクリエイターBibi Zumot、Genshin Impactをプレイしたアブダビ在住のクリエイター・Nathalie De Brabanterといった地元のストリーマーも含まれていた。すべてのストリーマーが同時にTwitchで放送を行った。
TODAでのライブを企画したGood Music Agencyのプロモーター、ニーナ・アルチュニャン氏は、「技術的な観点からは、ライブであるため、コンサート中に多くの調整が必要となり、非常に難しい演出です」とライブ前にアラブニュース・ジャパンに語った。
セットリストには、League of Legendsの「Legends Never Die」、「Get Jinxed」、The Witcher 3の「Lullaby of a Woe」、Skyrimの「From Past to Present」などが含まれていたが、これらに限定されなかった。
“ピアノでなんとかできて、いい音が出せる曲を選んだんだ。一般的に、私はとても複雑なアレンジをするので、練習するのに苦労しているので、難しい曲が多いと思います」とピアニストは語った。
ピアニストは源信インパクトの曲でセットを締めくくった。ハナチルサト」から「フォンテーヌ」まで、どの曲もゲストを四季折々の壮大な旅へと誘い、ゲームの魅惑的な風景を眺めた。
アスランヤンはアラブニュース・ジャパンの取材に対し、今回のコンサートのために選んだ最も難しい曲は、オーケストラ曲である「幻影異聞録」の一曲だと語った。アスラーニャンは、日曜日に観客がこの曲を楽しんでくれることを願っている。
さらにアルチュニャンは、このコンサートをドバイ以外でもプロデュースしたいと語った。「ヨーロッパの人たちと話したのですが、ヨーロッパの観客にとっても興味深いものになるだろうと言われました。中東や北アフリカのツアーのようなこともやりたい。アート・パフォーマンスというよりも、異文化体験として捉えています」と彼女は語った。
さらに7月27日、アスランヤンはTODAでスタジオジブリのコンサートを開き、”千と千尋の神隠し”、”魔女の宅急便”、”ハウルの動く城 “などの宮崎駿監督の人気映画の曲を演奏した。
同アーティストは昨年2月にも同じコンサートを開催。このコンサートをアレンジしたアルバムを音楽配信サービスでリリースしている。最新のTODAスタジオジブリのコンサートでは、宮崎監督の歴史についての小さなレクチャーが紹介された。