リヤド:米国のロイド・オースティン国防長官は木曜日の早朝、イエメンのフーシ派支配地域にある5つの地下兵器貯蔵施設に対して、米軍が精密攻撃を行ったと発表した。
また、オースティン国防長官は米国防総省のウェブサイトに掲載された声明で、「米空軍のB-2スピリット長距離ステルス爆撃機の投入は、必要に応じていつでもどこでも、こうした標的に対して行動を起こす米国のグローバル攻撃能力を示すものである」と彼は述べた。
空爆による被害状況はすぐには明らかにならなかった。しかし、紅海の航路で数ヶ月にわたり、ガザ地区でのイスラエルとハマスの戦闘をめぐって船舶を攻撃してきたフーシ派を標的とした空爆にB-2スピリットが投入されることは、きわめてまれである。
「バイデン大統領の指示により、私は、世界で最も重要な航路の一つで、米国の軍隊と人員を保護し、防衛するために、フーシ派の不安定化行動を継続する能力をさらに低下させることを目的としたこれらの標的攻撃を承認した」とオースティン氏はさらに述べた。
彼の発表は、木曜の早朝にフーシ派が所有するAl Masirah TVが、米英による空爆がイエメンのフーシ派の拠点を目標としたと報じたことを受けて行われた。
Al Masirah TVは、空爆が首都サヌアとサアダ市の2都市を標的としたと伝えた。
フーシ派は、空爆がサヌア、ダマル、ホデイダ、アル・ベイダを標的としたと発表し、標的地域の軍事基地では、住民が濃い煙と爆発が揺れ動いていると報告した。
米国と英国の軍は、イスラエルによる攻撃を受けているガザ地区の住民に同情するイラン支援のフーシ派が、紅海を通過する商業船を標的とした無人機とミサイルによるキャンペーンを開始して以来、紅海に展開している。
この攻撃により、多くの海運会社は紅海を避け、南アフリカ沿岸を通るより長い航路を利用せざるを得なくなった。