エルサレム:ベンヤミン・ネタニヤフ首相は木曜日、ガザ戦争の指揮をめぐって国際刑事裁判所から出された逮捕状によって、イスラエルを守ることを止めることはないと述べた。
「どんな非道な反イスラエル的決定も、あらゆる方法でわが国を守り続けることを妨げることはない」「圧力には屈しない」と彼は誓った。
ネタニヤフ首相は、ヨアフ・ガラント前国防大臣とともに、イスラエルのガザでの行動による「戦争犯罪」と「人道に対する罪」で非難されている。
彼は木曜日の決定を「国家の歴史における暗黒の日」と表現した。
「人類を守るために設立されたハーグの国際刑事裁判所は、今日、人類の敵となっている」
イスラエルは2023年10月以来、ガザで戦闘を続けている。ハマス過激派による国境を越えた攻撃で、AFP通信がイスラエルの公式発表した数字によると、1206人(ほとんどが民間人)が死亡した。
国連が信頼できると見なしているハマス統治下のガザ保健省の数字によれば、イスラエルによる報復作戦によって、ガザでは44,056人が死亡した。
国連機関は、食料と医薬品の不足により、飢饉の可能性を含むガザの深刻な人道危機を警告している。
裁判所は、ネタニヤフ首相とガラント氏が、戦争方法としての飢餓という戦争犯罪、および殺人、迫害、その他の非人道的行為という人道に対する犯罪に対して「刑事責任」を負うと考える「合理的な根拠」を見出したと述べた。
ネタニヤフ首相は、法廷がイスラエルを「架空の犯罪」で非難している一方で、「私たちや世界中の多くの人々に対して行われている本当の戦争犯罪、恐ろしい戦争犯罪」を無視していると述べた。
ネタニヤフ首相とガラント氏に加え、裁判所は、イスラエルが昨年7月の空爆で死亡したと発表したハマス軍事部門責任者モハメド・デイフ氏の逮捕状も発行した。
ハマス側は彼の死亡を確認していない。
ネタニヤフ首相は、「モハメド・デイフの死体 」の逮捕状を発行するという裁判所の決定を嘲笑した。
AFP