国連 :ガザでの戦争をめぐってイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に出された逮捕状は、国連職員が仕事の過程で彼と会うことを禁止するものではないと国連が木曜日に発表した。
アントニオ・グテーレス国連事務総長とネタニヤフ首相は、2023年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃して戦争が始まって以来、会話はしていない。
グテーレス氏はイスラエルからペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)とされており、パレスチナ側に偏っていると非難されている。そのため、グテーレス氏とネタニヤフ首相が会談する可能性は極めて低い。
木曜日に国際刑事裁判所からネタニヤフ首相、ヨアヴ・ガラント元国防相、ハマス軍最高責任者のモハメド・ダイフ氏に対する逮捕状が出された後、ステファン・デュジャリック国連報道官は、逮捕状が出ている人物との接触に関する国連の方針は2013年に出された文書にさかのぼると述べた。
「国連職員と逮捕状が出されている人物との接触は、一切あってはならないというのがルールだ」とドゥジャリック氏は述べた。
しかし、「基本的な問題、作戦上の問題、私たちの任務を遂行する能力に対処するため」、限定的な接触は許されている、と彼は付け加えた。
10月下旬、ロシアで開催されたBRICS諸国首脳会議で、グテーレス氏はウクライナ戦争でICPから逮捕状を突きつけられているプーチン大統領と会談した。
この会談でグテーレス氏はロシアの侵攻を改めて非難した。
AFP