
テヘラン:イランの準軍事的革命防衛隊は水曜日、米国との高まる緊張の中で軍事衛星を軌道に打ち上げ、何ヶ月もの失敗の後、打ち上げに成功したと発表した。
革命防衛隊が「ヌール(光)」と名付けた衛星の打ち上げに関する即時の独立的証拠はなかった。米国国防総省とペンタゴンは、このような打ち上げはイランの弾道ミサイル計画を進めさせると述べたているが、コメントの要求にすぐには応じなかった。
革命防衛隊は、その公式ウェブサイトで、衛星が地表から425キロメートル(264マイル)の軌道に首尾よく乗ったと発表した。
革命防衛隊によると、2段階の衛星打ち上げはイラン中部の砂漠から行われたが、詳しくは明らかでない。革命防衛隊は、「Ghased(メッセンジャー)」衛星キャリアを使用し、これまでにないシステムでデバイスを宇宙に打ち上げたと語った。
この打ち上げは、決裂する核取引をめぐり、また1月には米国がドローン攻撃でカセムソレイマニ将軍を殺害したことを受けてのテヘランとワシントン間の緊張の中で起こった。
イランはここ数ヶ月でいくつかの衛星打ち上げに失敗していた。
日曜日に、革命防衛隊は先週アラビア湾で米軍艦との緊迫した接近があったことを認めたが、米軍が事件を引き起こしたという証拠を提示することなく主張した。