
デイル・アル・バラ:イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区で少なくとも9人のパレスチナ人が死亡した。
イスラエルが10月上旬から大規模な作戦を展開しているガザ地区で、最も孤立し、破壊の激しい北部ジャバリヤ地区の民家を攻撃した。
ガザの保健省によれば、女性と子供4人を含む7人が死亡し、少なくとも12人が負傷したという。
また、遺体を収容したアル・アクサ殉教者病院によれば、ガザ中心部のビュレイジ難民キャンプでも、水曜日にかけて夜間に攻撃が行われ、女性と子ども1人が死亡した。
戦争は、ハマス率いる武装勢力が2023年10月7日にイスラエル南部を攻撃し、約1200人が死亡、約250人が拉致されたことから始まった。ガザでは現在も約100人の人質が拘束されており、そのうち少なくとも3分の1は死亡したとみられている。
ガザの保健省によれば、イスラエルの空爆と地上攻撃によって、45,000人以上のパレスチナ人が死亡したという。同省によれば、死者の半数以上を女性と子どもが占めているが、そのうち何人が武装勢力だったかは明らかにしていない。
イスラエル軍は、武装勢力だけを標的にしており、ハマスの戦闘員は住宅密集地で活動しているため、民間人の死はハマスのせいだと言っている。根拠を示さないまま、1万7000人の武装勢力を殺害したとしている。
戦争は広範囲に破壊をもたらし、ガザの人口230万人の約90%が避難し、その多くは何度も避難している。
冬になると暴風雨が頻発し、夜には気温が摂氏10度を下回るため、数十万人が海岸沿いのテントで暮らしている。少なくとも4人の幼児が低体温症で死亡している。
アメリカとアラブの調停者は、停戦と人質解放の仲介に1年近くを費やしてきたが、ハマスが持続的な停戦を要求し、イスラエルのベンジャミン・ネタナウ首相が武装勢力に「完全勝利」するまで戦い続けると誓ったため、こうした努力は何度も行き詰まっている。
AP